天然の女たらしのおそろしさ

私がいい人だと思い込んでいた人は、まさかのシングルマザーと付き合っていた最悪な彼だった。そのシングルマザーに携帯代とか色々払ってもらっていたくずだったなんて。そんなのわかるはずもなかった。恋に恋していた私には、優しくて私のことを本気で大好きと言ってくれる、漫画のような恋だったからだ。でもこの恋があったからこそ、私は男の人の見る目を少し養うことができるようになった気もする。気が利く、女心がわかる、サプライズ好き、ロマンチスト、ナルシスト、自分の弱さをうまい具合に女に魅せられる男は要注意だ。自分でどう見せれば女が落ちるか、知っている男。女に養ってもらうことを普通にできちゃう男は本当に女を不幸せにする。私は本気でこの人のことが好きだと思い込んでいたから、その時は盲目だったために、何が正しいのかがわからなくなるのだ。いや、本当は見えていたしわかっていたけれど、見ないようにかばっていた。そのろくでもない男を。シングルマザーの彼女とは別れる、でも時間がほしい。必ず別れるからちょっと待っててくれないか。私は馬鹿正直に待った。信じた。でもそんな馬鹿なやつに惚れた馬鹿な私の唯一の救いは私がせっかちだったこと。待てなかったことだ。ユーブライドの要注意人物